更新日:2023年7月20日

当事務所のDX推進における課題、進捗状況、今後の方向性は、以下の通りであります。

なお、記載内容における将来に関する事項は、更新日現在において判断したものであります。

DX推進における課題は、これらに限定されるものではなく、日々変化していくものであり、適時対応について検討すべきものであると考えております。

生産性、作業効率、耐障害性の向上

現在、一部の業務においてクラウドサービスを利用し、業務効率、耐障害性の向上を図っております。

また、一部RPAツール等を利用し、生産性、作業の効率化を図っております。

今後、クラウドサービス、RPAツールの習熟、適用範囲の拡大により、さらなる生産性、作業効率、耐障害性の向上を行ってまいります。

場所にとらわれない作業環境の構築・改善

これまで新型コロナウィルスの感染拡大により、クライアント先への訪問が自由にできない、または、制限が必要となる状況が生じておりました。

一方、グループウェア、オンラインミーティングシステム、クラウドストレージ等の普及により、遠方のクライアント、メンバーとのコミュニケーション、共同作業のための環境が強化されました。

現在、新型コロナウィルスによる行動制限は緩和されていますが、移動時間の節約や遠方のクライアントやメンバーとの打ち合わせのため、オンラインミーティングシステムなどのグループウェアを継続して活用しています。

場所にとらわれない作業環境が整備された一方、難易度の高い業務、情報伝達の効率性、繊細なニュアンスの伝達などは、対面での作業が勝っていると考えています。

今後もシステムの整備・運用状況、コスト、オンラインの利便性、対面での作業の優位性、業務の難易度等、さまざまな要素を考慮しつつ、グループウェア、ITシステムの活用により、場所にとらわれない作業環境の構築・改善を図ってまいります。

データ配置の最適化

現在、一部業務において、クラウドサービスを利用しております。

データを一元管理することにより、情報更新の作業量削減等の効果があります。

また、データのバックアップを工夫することにより、業務の耐障害性が向上します。

一方、クラウドサービスを利用する場合、データへのアクセス範囲が拡大するため、あらたな情報漏洩のリスク等が生じます。

そのため、データへのアクセス管理には充分に留意いたします。

また、クラウドサービスの可用性、機密性及びベンダーの信頼性には十分に留意しております。

引き続き、利便性、コスト及び情報セキュリティ上のリスクに対するコントロール等を考慮した上で、クラウドサービスの利用を含めた、データ配置の最適化を行ってまいります。

人材の育成

情報(データ)を効果的かつ効率的に取り扱うためには、そのための知識及び経験が必要と考えております。

情報(データ)をもとに適切な判断を実施するため、現在当事務所においては統計学、データ分析ツール(BI等)に関する知識習得・拡充を行っております。

またビジネススキルの拡充のため、各種研修等への参加を実施しています。

今後も、当事務所の発展及びクライアントにとって最適なサービス提供するするため、各種知識獲得に励んでまいります。

システムの導入・入替

定期的にシステムの見直しを行わない場合、作業効率悪化による従業員のモチベーションの低下、システムの陳腐化、老朽化による生産性の低下、ひいては他社に対する競争力の低下を引き起こすと考えております。

当事務所では、期中において、RPAツールの運用を開始いたしました。
また、作業効率の向上のため、マルチモニタ環境をデフォルトとしております。
また、扱うデータ量の増加に伴い、PC等の入替を実施しております。

今後も、当事務所においては、業務プロセス及び使用するシステムを定期的に見直し、必要に応じシステムの導入・入替を実施いたします。

さらに、ハードウェア老朽化対策、生産性向上のため、ハードウェアの入替を実施いたします。

障害対策

当事務所では、システム障害発生による業務への影響、障害の発生確率、リカバリまでの時間、必要となるコスト等を考慮し、データのバックアップ、一部ハードウェア、ネットワークの二重化等の対策を実施しています。

当事務ではデータを特に重要と考え、今後、データ消失のリスク、データ漏洩のリスク、対策コストを考慮し、最適と思えるデータバックアップの仕組みを構築してまいります。

また、障害による業務停止等を回避するため、BCP(Business Continuity Plan)等を整備・運用してまいります。

今後も当事務所を取り巻く事業環境の変化、想定される障害等に応じて、障害対策を行ってまいります。

情報セキュリティ対策

当事務所では、情報セキュリティ関連規程の整備・運用を実施しております。

情報セキュリティ対策は、一度実施して終わりというものではなく、リスク及びコントロールの見直し(PDCAサイクル)が重要と考えております。

新たなリスク等に対応するため、情報セキュリティ関連規程の整備・運用状況の見直しを、定期的に実施いたします。