オンライン投票についての検討


先日選挙がありました。

近年新型コロナウィルス蔓延防止のため、株主総会などはオンラインでの議決権行使が推奨されていました。

一方選挙においては、原則投票所に赴き、投票を行う必要があります。

選挙でもオンライン投票を行えないかと考え、技術者の立場からオンライン投票のメリット・デメリットについて、検討してみることにしました。

メリット

  • 投票所に行かずとも、自宅などで投票を行うことができる。
  • 集計を素早く、正確に行うことができる。
  • 投票所、選挙管理人、集計作業等のコストを削減することができる。
  • 伝染病、感染蔓延時でも、外出することなく、投票を行うことができる。

デメリット

  • 本人確認の仕組を設ける必要がある。
  • 高齢者など、オンライン投票を行なえない方への対応が必要になる。
  • データの改竄等、不正アクセスへの対応が必要になる。
  • ネットワーク障害など、障害発生時の対応について検討する必要がある。

デメリットうち、本人確認の仕組みについては、マイナンバーカードなどを利用することで対応可能と考えられます。

また、スマホなどが浸透している現状においては、電子投票ができない方の割合は徐々に少なくなっていくものと考えています。

世界では、電子化を推進するエストニアなどで、オンライン投票が実現されているそうです。

オンライン投票が認められるのであれば、選挙などだいぶ少ないコストで実現できるのではないのでしょうか。利便性を考えれば、将来的にはオンライン投票が実現されるものと考えています。

さらに先のことになると思いますが、投票などが少ないコストで行えるのであれば、議員による議論・投票だけではなく、有権者どうしによる議論・投票により、大事なことを決めることができるようになるのではないでしょうか。